ポリスチレン(PS)とは原油とナフサを原料としたスチレンモノマーを重合させて作るプラスチック樹脂のことです。ポリスチレン(PS)は、医療用プラスチックにも使用されるプラスチック樹脂のひとつですが、ポリエチレン(PE)と同様に、安価で加工性が高いという特性から身の回りの製品にも多く利用されているプラスチック素材です

一般的なポリスチレン(PS)は軽量で剛性が高く、比重も軽いという特徴があります。

  1. ポリプロピレン(PP)の比重(0.9~0.91g/㎠)
  2. ポリエチレン(PE)の比重(0.94 g/㎠)
  3. ポリスチレン(PS)の比重(1.04~1.07 g/㎠)

このようにポリスチレンは、プラスチック樹脂の中でも三番目に軽いプラスチック原料です。

ポリスチレン(PS)は電気絶縁性も高く、誘電率が低いため電気を通しません。また、無味無臭であることから食品容器にも多用されています。特性の面から三つに分けらます。一般的なポリスチレン(PS)の他に、ポリスチレンにゴムを配合し耐衝撃性を大幅に強化した耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、発砲成形によって作られる軽量で断熱性のある発泡ポリスチレン(発泡スチロール)があります。

ポリスチレン(PS)の特徴

比重 1.04~1.07であり、PEやPPよりは大きい
耐熱性 融点240℃、引火点345~360℃
外観(色) 白色(粉末状)
耐薬品性 塩類・アルカリ・酸類◎ 有機溶剤△
通電性 基本的に絶縁性
耐候性 優れている
環境 無味無臭で食品用途に適している他、リサイクルしやすく、完全燃焼によって発生するのは炭酸ガスと水蒸気といった、地球環境への影響が少ない材料

 

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