ABS樹脂とはアクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene) 共重合合成樹脂の総称で、原料の頭文字に由来しています。

ABS樹脂は医療用プラスチックにも幅広く使用されており、特徴としては剛性、硬度、機械加工性、耐衝撃性、曲げ、疲労性などの機械的特性に優れた樹脂であるという点です。また、樹脂良好な流動性を持ち、成形性が要求される薄肉製品向けにも使用されています。医療向けのABS樹脂性のプラスチック製品としては、クリーンルームにて使用される、チップラックのプレートなどに使用されます。

しかし、ABS樹脂は酸やアルカリには耐えることができますが 耐薬品性には劣り、アルコール類、鉱物油、強酸、強アルカリなどの付着により劣化し、ケミカルクラックの要因となるので注意が必要です。

ABS樹脂の特徴

比重 1.05
耐熱性 耐熱性100℃~125℃
外観(色) 薄い肌色(黒色もあり)
耐薬品性 高くない (有機溶剤が内部にしみこむと劣化)
通電性 基本的に絶縁性
耐候性 あまり良くない
環境 リサイクル後も物性があまり変わらない

 

>>医療用プラスチック射出成形に使用される材料について